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zoom RSS 「エネルギー教育も駄目」の原発アレルギー

<<   作成日時 : 2010/06/08 22:36   >>

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少し古いのですが、5/17の電気新聞より。

文科省と経産省発行の小中学生向け副読本が教育現場に人気

 文部科学省と経済産業省が3月2日に発行した原子力の小中学生向け副読本が教育現場で人気を博している。文科省が全国の全小中学校へ1部ずつ送付したところ、教育委員会や学校から「もっと冊子を送ってほしい」といった問い合わせが「予想以上に寄せられている」(文科省立地地域対策室)という。

(略)



 この資料は新学習指導要領によって中学理科で「放射線の性質と利用」が教育項目となったことを受けて作成されたもの。
 配布は終了済ですが、データは「あとみん」に掲載されています。
http://www.atomin.go.jp

 この「あとみん」は小生の巡回先サイトの一つでもあり、故にこの副読本の存在は以前から知っていたのですが、当時はパラパラと読んだ上で「あ、こんなの作ったんだ」位に思っていました。

 しかし、改めて読み直してみると、これがなかなかよくできています。

 タイトルには小・中ともに「原子力」が冠せられてはいますが、内容は原子力のみに言及したものではなく、エネルギー/環境問題と言ったマクロな視点からもアプローチしています。
 また、化石燃料や各種自然エネルギーについてもその発電・利用技術や課題を原子力とほぼ同等に併記する形をとっています。

 原子力教育のための副読本と言うよりは、「原子力について少し詳しく記した環境・エネルギー教育の副読本」と言った印象を受けました。

 内容的には踏み込み方が少し足りないような気もしますが、対象が小中学生であることを考えると、適度な内容なのでしょう。



 ところで、原子力に対して批判的な方の中には、学校で原子力を含むエネルギー問題や放射線に関する教育を行うこと自体に反対する方もいらっしゃいます。
 最近は、電力やガス、石油などのエネルギー関連企業が環境に関する講座や教育に関与することも増えています。
 が、(他は知りませんが)電力会社に対しては、「原子力を扱っている」ということからか、反対派の方から強い抗議があることもあります。
 内容は必ずしも原子力に偏った内容ではないことが多いのですが、「教育する内容」ではなく、(電力会社が、あるいは放射線について)「教育すること」そのものが問題なのだそうです。

 例に漏れず、この副読本についても同様の声が出ている模様ですが、そもそも、この資料は授業での使用を義務づけられたものではありません。「必要な部分だけでも授業で手軽に活用してもらいたい(電気新聞記事より)」との考えで、インターネット上への掲載の形で配布されているものです。

 つまり、教師が「不要」と判断したのであれば省くことも出来ますし、より詳細な資料を自ら準備することも可能です。

 原子力推進に繋がるからエネルギーや放射線の教育はだめ、それどころか資料を作るのもだめ、と言うのは極端ではないでしょうか。

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ここは酷いカッター訓練ですね
浜名湖の事故。完全に安全管理上の問題だな 最初報道を聞いたときにライフジャケット来てるだろうから無事かなと思ったら ボートの下に潜り込んでいた子が後から発見されるという惨事に なんか2chの反応を見ているとカッター訓練への反発があるようだ 大の大人でも悶絶するとか海の男になるためのスパルタ特訓のやつなのに 中1とか小学生とかにさせるのって何なの、という 危険なカッター訓練っっ!ヽ(`・ω・´)ノこんなもん止めちまえっ - 華だらけ 花畑華で〜す&#9825; - Yahoo!ブ... ...続きを見る
障害報告@webry
2010/06/19 20:51

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
とりあえず、はじめまして。原子力に関連する仕事をする者です。
原発反対派のHPに紹介されていたため、たどり着きました。
冷静な分析および丁寧な説明に感銘を受けました。
ツイッターでもデマが飛び交い、非現実的な話が浸透しつつあります。
引き続き、お力をお貸しいただくようお願いいただきます。
フル・フロンタル
2010/06/11 16:13
フル・フロンタル様
ありがとうございます。
煽るようなコメントが急に増えたのはそう言った事情でしたか・・・

実は、反原発の方にはもう少し頑張って欲しいと思っています。

かつて、反対運動は推進側に対する歯止めの役割も果たしてきました。
現在ほど情報が公開されるようになったのも、反対派の監視があってのことと思います。

然しながら、推進側が大きく変わった一方で、その変革の原動力となった反対側には未だに旧態然とした「現実と乖離した主張」が見受けられます。
反対すること自体は別に構わないのですが、そろそろ現実に即した反対・批判に軸足を移す時期ではないかと思っています。
(これは恐らく「余計なお世話」なのでしょうけども)
NUCNUC
2010/06/14 23:09
↑このようなコメントからNUCNUCさんを信頼のおける方と私は判断しています。
通りすがりのかたからの「ブログ主どうした」のコメントが引きも切りませんよ。
ああNUCNUCさん貴方は何処へ………………。
時をかける中年
2011/04/20 19:39
原子力政策のお笑いぶりを事故後に攻めるのは,まぁ後出しじゃんけんの
きらいがありますから控えるにしても・・・
ずいぶん無駄なことに貴重な学校教育の時間を使ってきたんですね。
この世代でないので,プロパガンダ教育の実態は全く知りませんでした。
もっと,教えるべき事はたくさんあろうに・・・
ぽぽぽぽ〜ん
2011/05/18 12:15

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